【キャリア教育 出前授業】桜田中学校キャリアフェスで90名にAI体験
この記事でわかること
- 名古屋市教育委員会「ミラトラ」事業への参画と、「桜田中学校キャリアフェス」で出前授業を担当した経緯
- 「好き」から始まったキャリアの話と、生徒たちに伝えたかったメッセージ
- AIのリアルタイム実演に、生徒だけでなく先生方も引き込まれた当日の様子
- 今後も続く、学校へのキャリア教育の出前授業について
「将来、何になりたいか分からない」
そう感じている中学生は、きっと少なくありません。ソニー生命保険が2021年に行った調査では、中学生の46%が「10年後の自分が不安」と答えたという結果もあります(中高生が思い描く将来についての意識調査2021 | ソニー生命保険)。
株式会社誠では、社会貢献活動(CSR)の一環として、名古屋市教育委員会が進めるキャリア教育事業「ミラトラ」に登録・参画しています。根底にあるのは、「地域の子どもたちが自分の将来に夢やワクワク感を抱き、日々の勉強や部活に前向きに取り組む活力になってほしい」という想いです。
2026年7月、名古屋市立桜田中学校で開催された「桜田中学校キャリアフェス」にお声がけいただき、キャリア教育の出前授業を担当しました。今回は、その実施レポートです。
1. 桜田中学校キャリアフェスとは?キャリア教育の出前授業の一つの形
桜田中学校キャリアフェスは、中学1・2年生(学年全体で約365名)を対象に、さまざまな分野の職業人が講師として学校に集まり、生徒たちに直接仕事の話をする行事です。体育館や複数の教室を使い、生徒たちがいくつかの講話をローテーションで聞いて回る形式で行われました。
キャリア教育の出前授業とは、学校の先生ではなく、地域で実際に働く社会人が教室に出向き、自身の仕事やキャリアについて語る取り組みのこと。株式会社誠は、その講師の一人として参加し、3つの講話枠を担当、延べ約90名の生徒と直接向き合いました。
2. 当日の様子:「好き」から始まったキャリアの話
「ゲーム好き」少年が、IT企業を立ち上げるまで
講話の前半では、代表の田上が「『好き』が仕事になるまで」をテーマに、自身の歩みを語りました。

小学生の頃に夢中になったファミコンやロボット、壊れたおもちゃの分解など、「仕組みを知るのが面白かった」という原体験。そこから自力でパソコンの知識を深め、職場で頼られる存在になり、最終的に「もっとお客様の役に立ちたい」という想いから起業に至ったプロセスです。
特別なエリートコースではなく、「自分の『得意』や『好き』を深めた結果が、仕事につながっていく」というリアルな体験談に、生徒たちは深く頷きながら耳を傾けてくれました。
生徒も先生も釘付けになった、AIのライブデモンストレーション
後半では、急速に普及している生成AIをテーマに解説を行いました。
言葉で説明するだけでなく、実際のAIツールを使ったライブデモンストレーションも実施。生徒からその場で出されたお題に対し、AIが即興で文章やアイデアを数秒で生み出す様子をスクリーンに映し出しました。
教室からは歓声と驚きの声があがり、生徒だけでなく先生方も画面に釘付けになる場面も。未来のテクノロジーがもたらす可能性を、目の当たりにする時間となりました。
AI時代だからこそ、「学校の勉強」が生きる
講話の締めくくりでは、「AI時代に必要な3つの力」を伝えました。
① 考える力:自分が何を知りたいのかを考える力
② 言葉にする力:AIに正確に意図を伝える国語力・表現力
③ 判断する力:AIの回答を鵜呑みにせず、自分で正誤を判断する目

テクノロジーがどれほど進化しても、それを動かすのは人間です。この3つの力は、まさに生徒たちが日々、国語や数学、理科・社会といった学校の勉強、そして部活動や友人関係の中で育まれているものにほかなりません。
「いま学校で学んでいることは、AI時代を生きる武器になる」というメッセージが、生徒たちの学びへのモチベーションを少しでも刺激できていたら嬉しく思います。
3. なぜ今、中学生にキャリア教育の出前授業が必要なのか
冒頭でご紹介した「10年後が不安」という回答——こうした不安の背景には、将来の仕事を自分事として想像しにくいという事情があるのではないでしょうか。
教科書の中の職業紹介だけでは、仕事のリアルな手触りは伝わりにくいものです。実際に働く大人が、自分の言葉で、自分の経験として語る。それが、生徒たちにとって将来を考える小さなきっかけになるのではないか——それが、私たちがこの活動を続けている理由です。
4. 今後も続く、キャリア教育の出前授業
桜田中学校での出前授業は、生徒たちにとってキャリアを考える一助となっただけでなく、当社にとっても地域教育の課題や子どもたちの熱量に触れる、貴重な機会となりました。
ありがたいことに、今年度はさらに数校の中学校・教育機関から、出前授業やキャリア講話のご依頼をいただいています。株式会社誠では、こうした教育現場への出前授業を「一回限りのイベント」で終わらせることなく、今後も継続的な社会的取り組みとして広げてまいります。
実施のたびに、このコラムでレポートをお届けしていく予定です。
よくある質問(FAQ)
Q1. この出前授業は、どのような経緯で依頼を受けているのですか?
名古屋市教育委員会が推進する「ミラトラ」事業への登録を通じて、学校側からお声がけいただく形で実施しています。地域の中小企業経営者が、キャリア教育の講師として学校現場に関わる取り組みです。
Q2. 1回の講話で、何人くらいの生徒に話しているのですか?
学校の実施形式によって異なります。桜田中学校キャリアフェスでは、複数の講師が同時並行で担当するローテーション形式で行われ、当社は3つの講話枠で延べ約90名の生徒と向き合いました。
Q3. 株式会社誠は、どのような想いでこの活動を続けているのですか?
「地域の子どもたちが自分の将来に夢やワクワク感を抱き、日々の勉強や部活に前向きに取り組む活力になってほしい」という想いが出発点です。社会貢献としての位置づけを大切にしながら、今後も継続していきます。
まとめ
- 2026年7月、名古屋市立桜田中学校「桜田中学校キャリアフェス」でキャリア教育の出前授業を担当
- 学年全体約365名が参加する行事の中で、当社は3つの講話枠・延べ約90名を担当
- 「好き」から始まったキャリアの話と、AIのリアルタイム実演で、生徒・先生ともに引き込まれる時間に
- 今後も実施のたびにレポートを更新予定
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著者プロフィール
田上 寛(たのうえ ひろし)/株式会社誠 代表取締役
名古屋を拠点に、中小企業のIT活用・DX推進を支援。HP制作・SEO対策・集客改善・採用支援から、クラウド移行・業務自動化・セキュリティ対策まで幅広く対応する。業種を問わず経営者と並走するスタイルで、現場目線の課題解決にあたっている。