パソコンを起動するといつもより動作が遅いと感じたことはありませんか?もしかすると、自動でOSやアプリのバージョンアップが行われていたからかもしれません。
WindowsやMacなどのOSやMicrosoft Officeなどのアプリはソフトウェアと呼ばれ、機能追加や使い勝手向上だけでなく、セキュリティ向上や不具合修正などのためにバージョンアップされます。しかし、リリースからしばらくすると、バージョンアップだけでは対応できないなどの理由で、OSやアプリ自体が違うエディションで新たにスタートし、古いエディションのサポートや販売が終了してしまうことがあります。
Windows 10 のサポートには期限がある?!
Windows 7のサポートが終了した2020年1月14日より少し前に家電量販店などでパソコンが品薄になり、一部では価格が高騰したのを覚えている方も多いでしょう。
Windows 11が約2年前にリリースされましたが、使い慣れたOSを好むユーザーも多く、実は、Windows 10を使う人も少なくありません。しかし、2015年にリリースされたWindows 10のサポート終了は2025年10月と迫りつつあります。まだ1年以上あると安心していられません、Microsoftがそのホームページで最新情報を提供するMicrosoft atLife内で「ご存じですか? OS にはサポート期限があります! – Microsoft atLife」と注意喚起するように、PCを最新のOSへ移行するには
- PC の対応状況の確認
- メールやアドレス帳の移行
- ソフトウェア移行
- データ バックアップ
- 周辺機器の互換性確認
などを確認の上、十分に準備をしてから移行する必要があるのです。
Windows のバージョン確認とアップデート方法は?
まず、バージョンの確認方法は、Windows 10で「設定」を開き、「システム」→「詳細情報」をクリック、「Windowsの仕様」からOSの情報が確認できます。
次に、「設定」の「更新とセキュリティ」→「Windows Update」で「更新プログラムのチェック」を行い、表示された更新プログラムを「オプションの更新プログラム」も含めて全てインストールします。インストールが終了したら、再度Windows Updateを開き、「更新プログラムのチェック」を押し、さらなる更新がないかチェック、あればインストールを行い、これを数回繰り返す。 「Windows Update」で「最新の状態です」と表示されても、「更新プログラムのチェック」を押すと更新プログラムが表示されることがあるので、注意が必要です。「更新プログラムのチェック」を押しても更新プログラムがなく「最新の状態です」と表示されれば、とりあえず更新作業は終了です。
定期的な品質更新プログラムは月に1度、日本では基本的に毎月第2水曜にてリリースされ、さらに必要に応じてそれ以外のタイミングでもアップデートが行われますので、できればWindows Updateの「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手するをオンにして、常に最新に保つよう心掛けましょう。
Windows 11 へのアップグレードがおススメ!
使い慣れたWindows 10をできるだけ使うにしても、そのサポート終了(2025年10月14日)後も同じパソコンを使い続けたいのであれば、次のエディションを有償で用意しなければならないので、無償アップグレードが有効なうちにWindows 11にアップグレードしておく方が有利と考える方も多いでしょう。
また、Windows 11には、AIを搭載した『Copilot in Windows』などの新機能が実装されているので、より効率的に作業ができるようになることでしょう(Windows 11、OS、コンピューターおよびアプリのパワーを体験する | Microsoft)。
ただし、Windows 11に無償アップグレードするには、そのパソコンの性能面などで特定の要件を満たしている必要があるので、Microsoftのサポートサイト「Windows 11 へのアップグレード: よくあるご質問 – Microsoft サポート」を参考にしてください。また、既にインストールされている他のソフトウェアがWindows 11に対応している必要があるので、そのソフトウェアの販売元に確認しましょう。